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金昌仁実践哲学教育院

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祖先に感謝の心

祖先の深い恩恵を受け乍ら 私達は忘れる時があるが 祖先は
一時も忘れずに 私達に正しい御導きを下さっている。
祖先の此の恩恵を私達は報いようとしても報いる事が出来ないが
唯一の報いる道は 私達が心の底から 何時も素直な気持ちで
真心込めて感謝する事のみである。
一方的に祖先に頼る他力本願的な弱い者でなく 自分自心の力で
何事に対しても他人に勝る努力を積み重ね乍ら 其の目的を達成
した時には 謙虚に祖先の御導きを深く感謝する事が一番大事な
事である。
そうして時に 所期の目的に達成を見ない場合は 特に私達に
対して努力のたらん事の叱りと 時を計らった 良き御導きを
下さっていると堅く信じて特に感謝する其の心掛けが大事である。
不成功に終わった此の事に対して早速私達が今日迄して来た事を
素直に振り返って見て正しく基本的な事が守られていたかどうか?
冷静になって自分に正しく言い聞かす事である。
そこで初めて正しい判断が不思議と生まれて来る。
こんな時 初めて基本的な事に目覚めた喜びがある。
私達は 祖先に対して此の様な事を正しく理解する者こそが
正しく御導かれる基本であり 御先祖を正しく敬う心ある者の
道徳的原則であると堅く信じる。